インターンシップ2022体験記(齋藤)

当社では、8月29日から9月2日までの5日間、岩手県内三大学(岩手県立大学、岩手大学、盛岡大学)連携インターンシップとして学生1名を受け入れました。

 コロナ禍で、夏の暑い時期ではありましたが、笑顔で元気に就業体験をしていただきました。

今回の就業体験を終えて、印象に残っていることなどの体験記を寄稿いただきましたので是非ご覧ください。

齋藤 体験記

8月29日より5日間、菊池技研コンサルタント様にインターンシップとして受け入れていただきました、齋藤と申します。

ここでは、インターンシップで様々な部署で体験した業務の中でも特に印象に残った3つの業務について述べさせていただきます。

まず初日の情報課では、設計のデータを3次元化し、実際に3次元世界の中で完成した設計図のそれぞれの位置からどのように景色が見えているのかを確認し、そこから新たに発見される問題を検出、検討するUC-WIN/ROADというソフトを体験させていただきました。私は、設計のデータを3次元化することは認識していましたが、位置を指定して周りの景色を観察できる技術を認知していなかったので初めて見たときにとても衝撃を受けました。また、このソフトにはたくさんの機能が付いていて、自動で動く人や車の配置や、障害物や建物を配置することであらゆる状況を予測できる興味深いソフトでした。

2日目は設計課で、CADというソフトを使い設計ソフトの基本的な使い方を体験しました。線引きや寸法を測って1つの図形を完成させるにはたくさんの時間を要し、細かい作業が多く感じ、とても大変な作業でした。しかし、CADは一つの実行に対して命令で指示してくれる点では使いやすいソフトだと思いました。私が体験する前は図面を紙に書いて定規で寸法を測る作業を思い浮かべていましたが、PCですべて行えるために設計環境に対する印象が変わりました。

測地課では、川の水位や流量流速を測る業務で実際に現場での活動でした。川の氾濫や洪水を引き起こしたときに重要な役割を果たすダムや砂防ダムの建設をするうえで大切なデータとなり県にデータを提出する重要な業務でした。実際に川に入り何種類かの工具を使って調査するものでしたが大きな川になるにつれて計測も難しくなるため危険度も増し、川の水位が上昇すると船を使用するためとても労力を使う大変な業務だと感じました。

これまでの体験を通して建設コンサルタントは調査から設計まで幅広い業務の中で構成されている仕事だと認知することができました。特にも公共インフラなので毎年起こる災害の対策や道路やダムなどの公共物を作ることで地域に貢献できる仕事だと実感しました。

業務のほかにも防災訓練や若手の会を通して幅広い年代の社会人と関わることができました。この関りから、主体性の重大さを再確認できました。自分から動くことで、周りとのコミュニケーションを築き上げ、職場環境を自分の過ごしやすい場に変えていくことで仕事に対する意欲の向上やストレスなく働けることを実感しました。今回の貴重な経験をさせていただけたことに感謝をして今後の就職活動に励んでいきたいと思います。

担当者より

慣れない環境だったとは思いますが、社員とも積極的にコミュニケーションを取り、毎日一生懸命頑張っていました。今回の就業体験が今後社会人になるにあたっての心構えや将来の職業選択の一助となれば幸いです。
また、私たちも仕事の指導方法や人との接し方など大変勉強になりました。
最後に、就業体験として当社を選んでいただき、本当にありがとうございました。