悔しさと誇りの1キロ
本社 営業課の小原です。
長かった夏も終わり、秋を楽しむ間もなく、冬の寒さを感じる季節となりました。
さて、先日、子どもたちが通う小学校でマラソン大会があり、休暇をいただき応援に行ってまいりました。大会は低学年・中学年・高学年に分かれてスタートするため、わが子2人は同じグループで走ります。
長男(2年生)の目標は「1位を取ること」
昨年は上級生と走り悔しい結果でしたが、今年は気合十分。しかし予行練習ではまさかの14位…。「最初飛ばしすぎたわ!」と、言い訳ばかりで不安です。
長女(1年生)の目標は「ビリにならないこと」
当日は気温10℃前後の寒い日でしたが、長男は半袖短パンでやる気十分。長女も半袖長ズボンで気合を感じます。
スタートは好調で、2人とも良い位置を確保。逆に後半までペースを保てるか不安になりながら、中間地点へ先回りして応援に向かいました。
しかし、長男の姿が見えません。「転んだ?ケガした?」と思っていると、15人目くらいでゆっくり走る長男を発見。先頭とは約20秒差。思わず声をかけます。「練習より遅いぞ!」「ここ曲がればゴールが見えるぞ!」
気づけば無意識に並走しながら100m以上走っていました(笑)そこから長男は奮起し、どんどん加速。最後まで頑張りましたが、結果は7位。1位と2位は断トツでしたが、3位とは1秒差もありません。ほぼ横一列でのゴールでした。ゴール後は相当悔しかったのか、友達と離れ一人で悔しがっていました。
そんな長男にウルウルしてしまう父でしたが、長女を忘れていました。戻ると残り200m地点で疲れ果てている長女を発見。「もう少しでゴールだよ!がんばれ!」その声に反応した長女、まさかの一回転するほどの転倒。足は限界なのに、自分の声に応えようとしてくれたのでしょう。泣き顔なのに涙は流さず走り続けます。ウルウルします。結果はビリではなく(後ろから5番目くらい?)目標達成! 応援に来ていた祖母が「よし!焼肉だ!」とお疲れさま会を開いてくれることに。長男は来年への闘志を燃やし、長女は転んでも走り続けたことを誇らしげに語っていました。成長を感じながら、おいしいビールをいただきました。
次は父の番、大船渡新春ロードレースです…。


