若手の会の皆さんに交流会を開いていただきました!

7月27日より、菊池技研コンサルタント様でインターンシップ生としてお世話になっておりました、行方と山崎です。

8月7日に、若手の会の皆さんに私たちとの交流会を開いていただきました。交流会では、今まで菊池技研コンサルタント様で手掛けていらっしゃった現場を設計課、情報課、営業課の皆さんで案内していただきました。

今回見学させていただいた現場は、氷上橋、土砂災害時の復旧現場、手掛けた道路等です。設計課の山田さんが、現場の話、施工に至った経緯、施工前の話、起きた問題など、詳細に説明をしてくださいました。

最初に訪れた氷上橋は、元々車両通行のためにあった橋の横に、住民の動線の変化によって、歩道用の橋を追加する必要があったために、敷設された橋だそうです。お話を聞く中で特に印象的だったのは、動線の変化が震災に伴う市役所等の施設移動によるものだということです。ちょうど橋の近くから見える電光掲示板のあたりまで津波がきたと、営業課の千葉さんが教えてくださいました。その話を聞いて、この橋は次に災害が起きた時に、住民の速やかな避難の助けになるのだろうと思いました。その他にも、橋のたわみが作る安全性の話や、施工中に起きた懸念など、設計のエキスパートならではのお話を聞くことができ、とても興味深い時間でした。

また、土砂災害時の復旧現場では、菊池技研の方々が総動員で測地、設計に携わり、短期間での復旧に大きく貢献されたそうです。実際に見た現場はほぼ垂直の急斜面で、私たちのような素人から見ても、かなりの困難と危険を伴う現場であろうことが見てとれました。普段、我々の安全な住環境を守る人々の存在を認知はしていても、実際に現場を訪れてお話を聞くと、その業務の大変さは想像を遥かに超えるものであることを実感しました。現場の測地ではUAVを用いたとのことで、私たちはインターンシップ期間中にUAVを使った測地を経験していたこともあり、この現場では、とても感慨深い気持ちになりました。

インターンシップ期間中に測量、地質、設計、補償等の建設コンサルタントに関わる多くの業務を体験させていただきましたが、それらの業務を積み重ねたうえで実際に構築物として反映された様子を見ると、私たちの生活のインフラは多くの人々の果てしない労力と時間によって支えられているということがよくわかりました。

今回の現場見学を通して、我々は知識という側面だけでなく、インフラを支える方々への感謝という面でも見識を深めることができました。また、若手の会の皆さんのおかげで勉強をしつつも、本当に楽しい時間を過ごすことができました。それだけではなく、私たちとそう年齢の変わらない方々が人々を守るお仕事に従事されているということは私たちにとってもいい刺激になりました。改めまして、若手の会をはじめとした菊池技研コンサルタントの方々にはこのような貴重なお時間を頂き、感謝申し上げます。