かき殻漆喰壁材「海と太陽のめぐみ」は、自然のめぐみから生まれた、快適で健康的な人に優しい壁材です

誕生の経緯

岩手県大船渡市 最高品質の牡蠣の産地から – 水産廃棄物の問題

岩手県大船渡市は、太平洋に面した海産資源に恵まれた土地柄であり、中でも牡蠣の生産では県内で一番の生産高を誇っております。その味と質は全国的にも有名で、赤崎の牡蠣は最高品質の牡蠣と称賛され、築地では牡蠣のブランドとして名を馳せております。

大船渡湾内牡蠣養殖場(震災前)
大船渡湾内牡蠣養殖場(震災前)

しかしその反面、生産者を悩ませているのは牡蠣の殻で、気仙地方において年間に5,000トン近い牡蠣殻が牡蠣処理場の傍に山積みとなっており、牡蠣殻の廃棄については大きな課題となっています。

山積みにされた牡蠣殻
山積みにされた牡蠣殻

産・学・官 三位一体による開発 – そして「酸化チタン」との出会い

岩手県、大船渡市、岩手大学(地域連携推進センター)、大船渡商工会議所がコンソーシアムを組み、平成16年から3ヶ年計画で「水産バイオマス循環ビジネス事業」を立ち上げ、「牡蠣殻と酸化チタン」による「環境汚染物質」の吸着、分解、除去の研究に取り組み、その結果、大きな成果が得られました。

かねてより、地域の大きな課題でありました廃棄物である牡蠣殻の処分に明るい光明が差し、更にそれを有効に活用することが可能となりました。

実験風景
平成20年3月6日 実験風景
(岩手大学 大船渡商工会議所 菊池技研コンサルタント)

酸化チタンは、光(紫外線)が当たると触媒反応を生じ酸化チタン塗布部分に付着した有機物質を、水と二酸化炭素に安全に分解させる働きがあります。しかし有機物質が遠くに浮遊している状態では触媒反応は起こりません。

光触媒の性質

そこで、塗布部分に有機物が吸着しやすい環境を整えるために考えられたのが、牡蠣殻であります。牡蠣殻はそれ自体が多孔質性であり(ミクロの孔が無数にある)それが故に、吸着性、吸湿性が最も高いという優位性があります。

この、牡蠣殻と酸化チタンの各々の長所を活かし、シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒド、アトピー性皮膚炎の原因の一つと言われているダニの紛体等の有機性の埃、ペットやタバコの臭い粒子などを吸着し光触媒で分解します。

なぜ、牡蠣殻なのか?
化成品炭酸カルシウムと牡蠣殻との比較実験結果
岩手大学 人文社会学部 環境科学科 河田裕樹 教授

古来の技術と最新技術の融合 – 海と太陽と大地の恵みによる、人と自然の調和

この両者を日本古来の漆喰壁に応用することにより、自然に優しい素材で環境面でも安全安心で、優れた機能を持つ牡蠣殻漆喰壁「海と太陽のめぐみ」を提供することができました。

住宅の内装材として、特にお子さんや高齢者のいるご家庭や、病院や老人介護施設、学校、幼保育園、公衆衛生施設や喫煙室など、多くの公共施設でも活用が大きく期待されます。

牡蠣殻の海の恵みと、光触媒の太陽の恵み、漆喰の大地の恵みにより命を与えられた、牡蠣殻漆喰壁「海と太陽のめぐみ」は、海と太陽と大地の調和のように、人と自然が調和できる住環境を創造いたします。

「海と太陽のめぐみ」パンフレットから

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